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資産形成を考える上で知っておきたい「投資のリスク」とは?

長引く低金利、少子高齢化などによって将来の暮らしが予想しづらくなっていくなか、ゆとりある人生を送るためにはお金に関する正しい知識を身に付けることが大切です。
将来に向けた資産づくりの方法としては、大きく分けて「貯蓄」と「投資」の2つが挙げられますが、どちらもバランスよく取り入れることが重要だといえます。
それぞれの特徴、メリット・デメリットについても見ていきながら、投資を行う上で知っておきたい「リスク」と、それを抑える方法をわかりやすく解説します。

貯蓄と投資、それぞれのメリット、デメリットは?

将来に向けての資産づくりのための行動として代表的なものが、預金などによる「貯蓄」と、株や投資信託などへの「投資」です。

貯蓄のメリットは、比較的に「安全」「確実」「必要なときにすぐお金を引き出せる」こと。しかし、「物価上昇に弱い」「低金利時代においては、預金だと利息があまりつかない」などのデメリットもあります。
一方、投資のメリットは「預金よりも高い(場合によっては物価上昇率を超えた)リターンが期待できる」こと。デメリットは、「確実ではない」「元本が減る可能性がある」ことなどです。

貯蓄、投資、それぞれにメリット・デメリットがあり、資産形成を考える上ではどちらもバランスよく取り入れることが大事だといえます。

今の収入を育てるための考え方~収入を使い道によって3つに分類しよう~

お金は、使い道によって、適した準備の方法があります。大きく分けると以下の3つの方法です。

①すぐ使えるお金:生活資金などの日々出入りするお金
⇒普通預金、通常貯金など、現金化しやすい方法で準備します。
②貯めるお金:住宅資金、教育資金など、特定の目的が決まっているお金
⇒定期預金、個人向け国債など、安定的に運用する方法で準備します。
③増やしたいお金:セカンドライフの生活資金など、将来に備えたお金
⇒株式、投資信託、変額保険など、貯めることより増やすことを重視する方法で準備します。

このように収入を使い道ごとに分類し、余裕資金を「増やしたいお金」に充てるのがよいでしょう。そして、「増やしたいお金」を育てる上でポイントとなるのが、「時間」と「利回り」についての考え方です。

「増やしたいお金」を育てる場合、早くから始めるほど月々の負担は軽くなります。つまりそれは「時間」を味方につけるということです。

また、「増やしたいお金」を育てるには、長期になるほど効果が大きくなります。こちらは「利回り」(複利)を味方につけるということです。

知っておきたい!「投資のリスク」ってどんなもの?

投資に関してしばしば使われる「リスク」という言葉は、一般的な意味での「危険」を表すのではなく、お金が”増える”か”減る”か分からずにブレる「不確実性」を指します。

そして、投資においては、通常「リターン(投資した金額と受取金額との差額)」が大きくなればなるほど「リスク」も大きくなります。リターンが大きい金融商品はその分リスクも大きく、元本割れなども起こり得るので、その点では注意が必要でしょう。

金融商品の主なリスクには以下のようなものがあります。

投資リスクを抑える上で重要なキーワードは、「長期」「分散」「積立」の3つ!

投資におけるリスクを軽減するには、「長期投資」「投資先の分散」「時間の分散(積立投資)の3つの視点を持ちながら運用することが大切です。

①「長期投資」
短期の運用ではどうしても収益のブレ幅(リスク)が大きくなりがちです。長期の運用になればなるほど、収益の安定が期待できます。投資においては、短期的な値動きに左右されることなく、長期的な目線で考えることが大切です。

②「投資先の分散」
投資先をカゴに、資産をタマゴにたとえると、すべてのタマゴを1つのカゴに入れると、1つのカゴが落ちたとき、すべて割れてしまいます。しかし、複数のカゴに分ければ、1つのカゴが落ちても、ほかは残るわけです。これが、投資先を分散することのメリットといわれています。

「投資先の分散」には、「資産の分散」と「地域の分散」の2つの考え方があります。
資産の分散:株や債券など、特徴の異なる複数の金融商品に分散させること
地域の分散:投資先を複数の地域や通貨に分散させること

値動きの違う「複数の金融商品」や「複数の地域・通貨」を組み合わせて投資することによって、資産全体の値動きを安定させる効果が期待できます。

③「時間の分散(積立投資)」
時間の分散には「ドルコスト平均法」と「定量購入法」の2つの方法があります。
ドルコスト平均法(毎月、一定額を購入):株価など価格にかかわらず、同じ「金額」を購入する方法
定量購入法(毎月、一定量を購入):株価など価格にかかわらず、同じ「数量(株数など)」を購入する方法

毎月一定の金額で運用商品を購入する「ドルコスト平均法」では、価格が高いときは購入数量が少なく、安いときは購入数量が多くなり、「定量購入法」に比べて平均購入単価を引き下げることが期待できます。

また、ドルコスト平均法を活用した投資方法に「積立投資」があります。「いつ」「いくら」購入するのか決められないときには、積立投資を活用するのもひとつの選択肢です。

リスクに対する正しい知識を身に付けて、資産形成を考えよう

「投資は元本が保証されていないから怖い」という印象があるかもしれませんが、リスクとリターンのしくみや投資の基本的な考え方などの知識を身に付ければ、自分の許容できる範囲でリスクを取りながら資産形成を行うことが可能になります。「投資はギャンブルとは違う」ということをしっかり認識し、将来に向けての資産づくりに備えましょう。

監修:高山 一惠
(All About「ゼロからお金を貯める」ガイド)
(株)Money&You取締役。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性のための、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかる場『FP Cafe』を運営

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